逆流性食道炎について
逆流性食道炎ってどんな病気?
普段は逆流しないはずの胃内容物(胃酸や十二指腸液)が食道に逆流することで様々な症状を引き起こす病気です。
食道の粘膜を刺激し、炎症を起こしているものと、粘膜障害を認めないものがあります。
食道裂孔ヘルニアのある方や、腹圧の上昇しやすい肥満、妊婦の方に多い病気です。
食生活の欧米化による肥満や高齢化などにより、近年増加傾向にあります。
逆流性食道炎の主な症状
- 胸焼け
- 口やのどに酸っぱい(あるいは苦い)と感じる
- みぞおちや上胸部痛
- 胸部違和感
- 喉の違和感、声のかすれ
等が挙げられます。
逆流性食道炎の検査法
一般的な検査方法は内視鏡検査です。
粘膜障害の広がり方によって診断する、ロサンゼルス分類が用いられます。
次に有用な検査方法は胃レントゲンになります。
現在はこの2つの検査方法によって診断するのが一般的です。
逆流性食道炎の予防と治療
治療法は生活習慣の改善と薬物療法です。
生活習慣の改善
- 脂肪分、アルコール、炭酸飲料、チョコレートなどは控えましょう
- 過食をさける(腹八分目)
- 食後すぐに横になるのを避ける(食後3時間は特に注意が必要です)
- 就寝時には頭を高くする(逆流が起こりにくくなります)
- ベルト等でお腹をきつく締め付けないようにしましょう
- 肥満傾向の方は減量しましょう
薬物療法
逆流性食道炎の治療薬として最も効果が高いのは胃酸の分泌を抑える薬です。
食道へ逆流する胃酸を少なくします。
食道の粘膜を保護する薬、胃酸を中和する薬、胃の運動を活性化させる薬と併せて治療する場合もあります。
上記のような症状が出たらかかりつけの先生にご相談下さい。
当院では、消化器内科にご相談下さい。
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