子宮頸がんについて

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子宮頸がんについて

子宮頸がんとは

子宮頸がんについて

子宮頸がんは子宮頸部や子宮頸管の上皮から発生したがんです。
子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によって引き起こされることがわかっています。HPVは主に性交渉によって感染し、性交渉経験のある多くの女性が一度は感染するといわれている、ありふれたウイルスです。
通常はHPVに感染しても、自己免疫力によって消失されます。しかし、一部の人では消失されず感染が長期間持続してしまうことがあります。この場合、がんの前段階を経て、子宮頸がんに進行する危険性がないとはいえません。

持続感染すると、子宮頸部の細胞にHPV感染による変化が現れます。この変化を異形成といいます。異形成は軽度→中等度→高度と時間をかけて進行し、最終的に子宮頸がんになることがあります。
軽度~中程度でしたら、そのまま正常な細胞に戻る可能性もあります。しかし、高度まで進行した場合は、子宮頸がんに進行する確率が高くなります。

子宮頸がんの進行

子宮頸がんは、近年特に若年化が目立ち、20~30歳代で発症するケースが増えてきています。

年代別発症人数

子宮頸がんの症状

子宮頸がんは初期ではほとんど症状がありません。
がんが進行してくると下記のような症状が現れてきます。

  • 不正出血
  • 性交後の出血
  • おりものの異常(茶褐色、黒褐色のおりものが増える)
  • 月経の量が増えたり長引いたりする
  • 下腹部や腰の痛み

子宮頸がんは初期では自覚症状はありませんが、子宮頸がん検診で早期発見することができます。また、ワクチンによって予防が可能な唯一のがんです。しかし、すべての型の発がん性HPVの感染を防ぐものではありませんので、異常を見逃さない為、ワクチンを接種した後も定期的な子宮頸がん検診の受診が必要です。
子宮頸がん検診は、科学的な方法により、がん検診として効果があると評価されており、検診の実施による死亡率の減少が明らかになっています。20歳以上の女性では、2年に1回、細胞診による子宮頸がん検診の受診が推奨されています。

子宮頸がんの検査

細胞診

子宮頸部(外子宮口の付近)を綿棒、ブラシ、ヘラのような器具でこすって細胞を採取する検査です。
この検査で生じる痛みは、通常それほど強いものではありません。

HPV(ヒトパピローマウイルス)検査

HPV検査は原因ウイルスの存在を調べる検査なので異形成の有無の予測にも優れています。
30歳以上では細胞診とHPV検査を併用することで、診断の精度をほぼ100%にまで上げることができ、また将来がんになるリスクの有無もわかります。

超音波検査

主に、超音波検査の器具を膣に入れて子宮頸がんの性状をみたり、腫瘍と周囲の臓器との位置関係などを調べる検査です。

CT検査・MRI検査

がんの転移の有無、周囲臓器への広がり診断に有用です。
特にMRI検査は腫瘍が子宮の筋肉にどの程度まで食い込んでいるか、卵巣の病変の有無といった局所の評価に有用です。

HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン

子宮頸がんは日本で年間約1万人が罹患し、約2,800人が死亡しており、特に50歳未満の若い世代での罹患が増加しています。
子宮頸がんの95%以上はヒトパピローマウイルス(HPV)感染が原因であり、自覚症状がないため、感染者が他の人に感染させるリスクがあります。
HPVワクチンは子宮頸がんやその他の関連疾患のリスクを低減する効果があります。日本では2価、4価、9価の3種類のHPVワクチンが承認されており、定期接種が行われています。
HPVワクチンの接種機会を逃した人にはキャッチアップ接種の制度があります。
2023年4月よりHPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン9価シルガード9が定期接種になりました。

健診会東京メディカルクリニックでも、より多くの方に接種していただくためにHPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン接種を開始いたしました。
定期接種もご受診いただけます。※当院の定期接種は中学生以上となります。

早期発見・早期治療を

早期発見・早期治療を子宮頸がんはごく初期であれば、レーザー治療や円錐切除など子宮を残した治療が可能で、その治療成績も良好です。子宮頸部の組織への浸潤がある場合でも軽度で早期の場合、比較的治療成績の良いがんといわれています。
早期には症状がほとんどないがんですので、早期発見のためには子宮頸がん検診を受診することが有用です。

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