動脈硬化について
動脈硬化って何?? 動脈硬化が進行すると??
動脈硬化って何?
血管には動脈と、静脈という大きく分けて2種類の血管が有ります。動脈硬化とは、文字どおり「動脈が硬くなる」ことです。
動脈がかたくなると、その特性であるしなやかさが失われるため、血液をうまく送り出せず、心臓に負担をかけてしまいます。
また、動脈がかたくなると、血管の内側がもろくなってプラークが出来ます。血管の中がせまくなったり、詰まったり、プラークがはがれて血液中をただよい細い血管を詰まらせたりします。
ちょうど古い水道管が汚れて詰まったり、さびてはがれるのと同じ状態です。
動脈硬化が進行すると?
動脈硬化の症状ってどんな症状が有るのですか?
基本的には動脈硬化には症状は有りません。基本的には痛みも有りません。
動脈硬化が有るかどうかはまずは検査をしないと分かりません。
動脈硬化が進行すると?
1stステージ
- 血圧が高め
- たばこを吸う
- 太り気味
- 寝不足である
- ストレスを感じることが多い
- アルコールを週に3日以上飲む
- 運動不足と感じている
- 魚より肉をよく食べる
- 濃い味付けを好んで食べる
- いつもおなかいっぱい食べる
1つ以上該当の方はさらに下をチェック!
2ndステージ
- 高血圧
- 高脂血症
- 糖尿病
- 40歳以上
該当する項目が多いほどリスクは高くなります。
1度PWV検査を受けてみて下さい!
1stおよび、2ndステージで該当がない場合は、このままの生活習慣を維持しましょう
動脈硬化の検査例(当院)
PWV検査
この検査では、あお向けに寝た状態で両腕・両足首の血圧と脈波を測定します。
時間は5分程度で、血圧測定と同じ感覚でできる簡単な検査です。
- 動脈の硬さ
- 動脈の詰まり
- 血管年齢
を測ります。
頸部MRA検査
この検査は、動脈硬化を測るというよりは、動脈硬化によって起こる、頸動脈の狭窄(狭くなること)を見つける検査です。
動脈硬化の治療
動脈硬化の進行をおさえるには、生活習慣病のある人はまずその治療が必要です。
ほかにも、次のようなことが動脈硬化の進行をおさえ、予防にも効果的だといわれています。
- 食物療法
食べ過ぎに注意し、栄養バランスのとれた食事をしましょう。菜や海藻類のほか、いわしやさばなどの青魚を多く摂取するように心がけましょう。
- 運動療法
ストレス解消をかねて適正な運動を習慣にしましょう。運動の目的は肥満の解消だけではありません。運動を継続的に行うことで、善玉コレステロールが増えることがわかっています。
- 薬物療法
動脈硬化の危険因子の改善、合併症予防のために、高脂血症、高血圧、閉塞性動脈硬化症などの治療薬を服用することがあります。
さまざまな症状を引き起こす動脈硬化ですが、いちばん恐ろしいのは「気づきにくい」事です。
たとえば、心筋梗塞は心臓の動脈である冠動脈が詰まって心臓に酸素と栄養が回らなくなり、最悪の場合は心臓が停止してしまう病気です。
しかし冠動脈がかなりせまくなっていてもほとんどの場合、自覚症状はありません。
そのため、自覚症状が出たときはすでに重症化している人も多いのです。
手遅れにならないように、ふだんから血管の状態をチェックすることが大切です
上記のような症状が出たらかかりつけの先生にご相談下さい。
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